武蔵丘短期大学では学生メンター制度を導入することは、学生がお互いのことを理解し、協力し合う雰囲気を学校内に作るのに有効であると考えています。また、先生や友人・クラ スメイトなどではなく、先輩という距離感の相手だからこそ相談しやすいことがあるため、(退学等の)防波堤になるという点においても有効であると考え、2022年度からメンター制度を導入しています。
【武蔵丘短期大学の学生メンター制度】
現在短大で施行されている学生メンター制度は次の3点の活動である。
【各々の学生メンター制度と具体的な内容と教育上の狙い・効果】
内定者フォーラム 予定(R6年 1 月 29 日実施予定)を「社会環境とキャリア」授業内に実施。就職活動を始めるにあたり、2年生が1年生に、就職活動の始めた時期・企業セミナー参加数や進め方、進路を決定した理由などを紹介する。1年生に就職活動の準備のため、実際に先輩たちの就職活動を知ることで、自分の就職活動の参考にし、自分自身で就職活動のプロセスを考えることができることを目的としている。
研修会、キャラクター作成、オープンキャンパス業務におけるメンター(2 年生)の 1 年生へ対するリーダーシップ、サポート(業務伝達、学内見学・誘導、説明等など)、短大公式 SNS での広報活動、フレッシャーズキャンプ・オリエンテーションでの新入生に対するサポート(学内見学・誘導、履修登録、部活動紹介、レクリエーション、教職員等の補助)を行なっている。学生主体の活動へ成長・発展できるようになるための経験の場として、また短大の顔として高校生や近隣地域に関わることで社会性を養うことを狙いとしている。
さらに、新入生がスムーズに学生生活を開始できるようにするため、上級生が下級生をサポートすることで、リーダーシップやコミュニケーション能力を育成できる。メンティーの学生生活および授業の導入や学年を越えた知り合いづくりとなっている。
メンターが校外実習(給食管理実習 3)のまとめを発表する。
メンティーは、それを聞きコメントシートにまとめ提出する。さらに自身の実習希望施設アンケート調査を提出する。
メンティー各クラス(4 クラス・4 教室)に、施設の種類(学校、保育園、事業所、病院、福祉施設等)がおよそ均等になるよう振り分け、一施設 5 分で発表する。発表ごと質疑応答時間を設ける。メンターは、実際に行った校外実習について、まとめ・発表を行い振り返り学習となり、メンティーは自身が校外実習へ行くための参考・動機づけとなる。また一年後に同様の発表を行うことを意識させることを狙いとしている。