観光立国を目指す日本が、外国人旅行者を増やすため2003年にスタートさせたビジット・ジャパン・キャンペーン
国土交通省発表の訪日外国人旅行者の推移を見てみると、
2003年 521万人
2008年 835万人
2013年 1036万人
2015年 1974万人 と大幅に増えました。
東京オリンピックが行われる2020年には、4000万人。
2030年には6000万人が目標とされています。
そんな時代を見据え、健康マネジメント専攻 医療事務コース、ビジネスコースに加え、
来年4月より ホテル・ホスピタリティコースが新設されます。
ホスピタリティ = おもてなし
先日思わぬところで、すてきなおもてなしを受けました。
場所は長野県長野市のビッグハット
そこで行われていたのは、安全第一、台本重視、入場無料、雨天検討の4つのマニフェストを掲げた
社会人によるお笑いプロレスごっこの団体 信州プロレス
年に数回行われるビッグマッチの試合会場でした。
普段は地元のお祭りや、スキー場での雪で作られたリングを使用し、お笑いプロレスをしています。
この日は大会場のため、元横綱曙や、野獣ボブ・サップなど有名選手の参戦もありました。
会場は5000人の観客で埋まりました。
試合内容はボブ・サップ対お笑いプロレスです。ボブ・サップもかなり手加減していました。
先に書いたように、5000人の観客が集まりましたが、全員入場無料です。
なぜ曙やボブ・サップなど、有名選手を呼べるのか?
地元企業や団体などの援助はありますが、信州プロレスの選手はノーギャラで戦っています。
選手たちはプロレスラーではありません。みんな昼間は普通の仕事をしている社会人です。
しかも、選手自身が毎月会費を出し合い、試合を開催しています。
一体何のため?
それは、団体の理念である長野を元気にしたい! すべての子ども達に笑顔を!の思いだけでやっています。
全試合終了後、帰宅するため出口に向かうと、さっきまでリングで戦っていた選手を含め全選手が、
大きな声で『ありがとうございました』と声を張り上げ、何度も何度も深くお辞儀をしていました。
手には児童養護施設などへ寄付するための募金箱を持っています。
選手も笑顔、お客さんも笑顔で、団体のポリシーである長野を元気に! すべての子ども達に笑顔を!の思いは叶えられたと思います。
が… 埼玉県民の私には、刺激が少し強すぎたようです。
来場してくれたことへの感謝を伝える選手の姿、心からのありがとうが胸に突き刺さり、危うく泣きそうになりました。
仕事を終えたあと練習し、お給料の中から会費を払い、体を張って試合をし、心を込めて見送って…
おもてなしが人を笑顔にすること… 元気にすること… 感動させられること…
信州プロレスから学ばせていただきました。
おもてなしを実践している人は、とても輝いて見えます。
ぜひ一度足を運んで、信州プロレスからおもてなしをお感じください。